家の査定

不動産会社の見積もり

家を売る場合、まずは不動産屋の査定を受けるところから始まります。

 

例えば、同じマンションの同じ階の同じ並びの同じ間取の部屋が2,000万円で売り出されていたとしましょう。分譲マンションの場合、完成時に入居していたとすれば、築年数も居住年数も同じであると言えます。

 

ただし、先に売り出された方は、子供が3人もいて、床や壁は傷だらけ、ところどころ凹みまであって、リフォーム必須です。それに対し、こちらは老夫婦2人だけで殆ど床や壁の傷みも汚れもありません。ハウスクリーニングを入れれば十分という感じです。
その場合、向こうが2,000万円だから、こちらも2,000万円というのはもったいない話だと言えるでしょう。多少なりとも高値を付ける事が許されそうです。

 

実は、そうした立地条件や築年数にプラスして、現状評価による適切な価格を明示してくれるのが不動産屋の訪問査定なのです。そして、この査定価格にほぼ忠実な形で売出し価格は決まります。

 

という事で、不動産の査定は、訪問で行うものというのは、多くの方が認識しておられる事でしょう。しかし、実際には、簡易査定と訪問査定というのがあり、簡易査定は営業担当や査定スタッフが来訪して来ません。立地条件と築年数、建物種別、間取等を参考に、近隣相場や取引事例、公示価格などから金額を弾き出します。そのため、別名「机上査定」と呼ばれ、電話やインターネットで簡単に依頼し、スピーディーな回答を受け取る事が出来るのが大きな特徴です。
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WEBでの査定依頼

 

実は昨今、インターネットの普及に伴い、この簡易査定を希望する人が増えつつあります。何しろ、パソコンやスマホから、住所と築年数、間取など、簡単なデータをインプットするだけで、自宅がいくらくらいで売れるのかが分かるのです。勿論、深夜でも早朝でもOKという事で、忙しい方にとっては、こんなに便利なシステムはないと言ったところなのでしょう。また、小さなお子さんや介護の必要な家族のおられるご家庭では、無闇矢鱈と人に来て欲しくないという事情もあるものと思われます。

 

しかし、この簡易査定ほど無駄なものはありません。
というのも、家やマンションを売る場合、自分で買い手を探すのが難しければ、不動産屋の仲介か買取りを利用する形になります。すると、引き受ける事になった不動産屋は、正式な売出し価格を定めるため、必ず再度訪問査定を実施する事になっているのです。

 

それにより、データ上は全く同じ上記のような2つの物件でも、室内の汚れ具合や劣化具合を見て、リアルな価値を算出します。さらに、書く部位ごとの耐久年数もチェックし、それを越えている箇所については減点するものの、満たない箇所については加点するなど、細々と加算を繰り返しながら、最も売れる値段、値引きを最小限に抑えられる値段を出します。

 

という事で、この訪問査定を実査定と呼び、これを亡くして、不動産屋との取引きをする事は出来ません。それを考えると、簡易査定というのは、実に無駄なステップで、最初から無視する方が利口でしょう。

 

ただし、大まかな自宅の価値や価格を知りたいという時には役に立ちます。勿論、簡易査定を依頼したからと言って、必ず売却しなければならないどころか、依頼した不動産屋で取引きしなければならないとも限っていません。ですので、今すぐでなくても、いずれ売却する事になりそうな実家やマイホームでお試し査定というのはお勧めです。